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睡眠中に大脳が休まる

 
睡眠中って、いったい何が行なわれているのでしょうか?

ぱっと思いつくものとしては、横たわって目をつぶることによって、疲れた体を休めていると答えがちです。

しかし、それが睡眠の本質なら、寝なくても、ベッドに静かに横たわって、目を閉じていさえすれば、翌日はすっきりするわけです。

しかし不眠症になっている多くの人は、何時間も横たわり目をつぶっていながら、翌朝は寝不足を感じています。つまり睡眠とは、体の疲れを取るだけという単純なものでもないわけです。

それでは睡眠中は、何が行なわれているのか?
それは脳の休息です。不眠症の人は、大脳が休まらないために、翌日も寝不足感があるわけです。つまり頭がボーッとしてしまうのです。

睡眠中は、脳を2種類の方法で休ませると同時に、ホルモンを分泌したり、体温や心拍数を下げたりしたりして、心身のメンテナンスも行っています。

また空腹状態をつくることによって、胃腸を休ませるという働きもあります。

睡眠は記憶を整理する時間帯でもあります。
もし睡眠を取らないとしたら、前日に学んだことも、記憶に定着しづらくなってしまいます。

また嫌ない記憶が薄らぐのも、睡眠中に記憶が整理整頓されるからです。セロトニンの受容体が休息するために、感度が復活するという理由もあります。

このように睡眠はおもに大脳を休めるためのもの。
そのため、地球上でもっとも脳が発達している人間にとって、睡眠というものは、他の動物以上に大切な営みになるわけです。