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記憶の固定は、睡眠のどの段階で行うのか?

 
前回、眠っている間に技能は向上するという記事を書きました。

そこで今回の記事では、レムとノンレムのどちらで記憶の固定を行っているのかを考えてみたいと思います。

いうまでもなく眠りには浅いレム睡眠と、深いノンレム睡眠に分けられます。もっとも、浅い・深いというたてわけは神経学者によれば、適切ではないそうですが・・・。

いままでの通説でいくと、レム睡眠中に夢を見るのは、そのときに記憶の整理をしているからではないかという考えが主流でした。

ところが最近の脳科学の研究成果によれば、脳の機能が全体的に低下するノンレム睡眠時にも記憶の固定が行なわれているといいます。

電気工事でも配線のつなぎ替えを行おうとすれば、いったん電源を切ります。それと同じように脳内のシナプス同士の配線のつなぎ替え作業をするには、脳の機能が全体的に低下しているノンレム睡眠時が適しているというわけです。

しかしレム睡眠をとらないと記憶の定着が阻害されるという実験結果もあることから、レム睡眠時にも記憶の整理が行われているのは間違いありません。

まとめるとレム・ノンレムという異なった方法によって、記憶は整理され、固定化されるということです。記憶の定着のためには、どちらかいっぽうではなく、どちらも大切ということです。